実家を空き家を二世帯リフォーム

1.実家をリフォームして住むメリット
2.空家になった実家をリフォームして住む
3.二世帯住宅リフォームをして実家に住む
4.実家に住む注意点
5.相談

1.実家をリフォームして住むメリット

実家をリフォームして暮らせば、建て替えより大幅に費用を節約することができます。全面リフォームしても建て替えより割安になることが多く、購入費用が無いので当然中古+リフォームよりも安く仕上がります。取得費用の分設備や間取りをグレードアップもできますし、安く抑えて余裕のある暮らしを送ることも可能です。
ひとくちに「実家に住む」と言っても、空き家になってしまった実家を活用するパターンと、親や祖父母が住んでいる家を二世帯住宅にリフォームして一緒に暮らすパターンがあります。双方メリットがあるので一部をご紹介します。

空家になった実家をリフォームして住むメリット
・建て替えより費用が抑えられる
・空き家リスクを回避できる
・慣れた環境で暮らせる
・実家と思い出を引き継げる

二世帯住宅リフォームをして実家に住むメリット
・住み替えや新築より費用が抑えられる
・防犯上、安心できる
・病気やケガなどの際に助け合える
・高齢の親の様子がそばでわかる
・子育てや家事でサポートし合える
・金銭面でサポートしあえる

2.空家になった実家をリフォームして住む

親や祖父母の家だったけれど、今はもう誰も住む人がいなくなって空家になってしまった。壊すにもお金がかかる、かといって住むには古い家。そんな家をリフォームして子どもや孫が住み継いで活用することができます。

新築するのは金銭的にも精神的にも体力がいります。近年増えているのが親や祖父母の家を受け継いで、自分たちの住みやすい家に改修して住む「実家リフォーム」。

自分たちで実家を活用することは、空き家状態によるさまざまなリスク回避にもつながります。空家は、知らぬうちに老朽化が進み、倒壊するリスクが増えます。また、不法占拠などの対象として狙われる可能性も。「空き家対策特別措置法」で倒壊の危険性や衛生面の悪影響があるとみなされると、修繕や解体の行政指導を受ける可能性もあります。
リフォームして暮らせば空き家リスクを回避できます。売却が可能なら売却して新居の購入費に充てることもできますが、長年住み慣れた家が他人の手に渡るよりも子に住み継いでもらうほうが、親もうれしいのではないでしょうか。
住み替えのタイミングでリフォームしなくても大丈夫。自分たちのライフサイクルに応じて、最適なタイミングを計ればよいでしょう。その間、実家の維持管理をしながら、リノベーシ ョンの構想を練ればOK!余裕を持ってリフォームを計画できます。

3.二世帯住宅リフォームをして実家に住む

「二世帯住宅」は、一般的に親世帯と子世帯が同一棟内に暮らすための住宅です。 「二世帯住宅リフォーム(リノベーション)」では既存の住宅をリフォームすることで、住み替えや新築をすることなく二世帯住宅を手にすることが可能です。「親世帯と子世帯が助け合いながら生活したい」 「居住費や光熱費、食費などの生活費を抑えたい」 「新築住宅を購入してローンを抱えるのには不安があるので、両親の家をリフォームして同居できるようにしたい」 と二世帯住宅リフォームを希望される方が増えています。

リフォーム内容によっては数万円程度で実現できるものもあり、比較的低コストで快適性・安全性を高めることができます。 
二世帯住宅リフォームではそれぞれの世帯をどのように分けるのかがポイントです。生活リズムの違う二世帯が同じ屋根の下に住むことで、トラブルになることも。どのように各世帯のプライベートを守るのか、二世帯住宅の間取りは慎重に検討する必要があります。
間取りの種類は大きく分けて3つです。

『完全同居型』二世帯住宅リフォーム

完全同居型は生活に必要な設備や部屋を、親世帯と子世帯で共有する間取りです。

水廻りエリア、キッチンを含むLDKなどがすべて共用ですので、親世帯、子世帯の価値観やライフスタイル、生活リズムの違いがあると、かなり難しい間取りと言えます。20年前などはこの完全同居型がかなり多かったのですが、ここ10年で一気に減っています。

 設備が一世帯分なので、他の2パターンと比較して、リフォーム費用を抑えられます。間取りの大幅な変更等も少ないため、改築や増築、フルリノベーションのような大規模な工事にはなるケースは少ない傾向にあります。


『部分分離(部分共有)型』二世帯リフォーム

部分分離型(部分共有)親世帯と子世帯の生活空間を適度に分ける間取りです。

玄関や浴室など一部の設備は共有しますが、リビング、キッチンなどは世帯ごとにそれぞれ設けます。一部は共用とするので各世帯のコミュニケーションを図れるようにしつつ、ある程度プライバシーを確保したい場合に向いています。

予算との兼ね合いから、この部分分離の間取りをご希望される方が最も多いです。共有スペースが多いほどリフォーム費用を少なくできますが、適度な距離感でお互いに居心地が良く暮らすための間取りにするのかがポイントです。


『完全分離型』二世帯リフォーム

完全分離型は、同じ建物であっても玄関から始まる生活空間は、すべて分ける、共用する空間のない間取りです。

プライバシーは完全に守られつつも別々に生活しながらも、必要があればすぐにコミュニケーションを取って協力し合えます。光熱費などもメーターを分けることで別々にすることができます。

設備も二世帯分必要で、間取りの大幅な変更が伴うので、上記2タイプよりもリフォーム費用がかかります。


4.実家に住む注意点

さて、これまで「空家になった実家をリフォームして住む」「二世帯住宅リフォームをして実家に住む」ことに分けて「実家に住む」ことについて述べてきましたが対価、つまり実家を手に入れるお金はどうするのか、という問題が​あります。子世帯が実家を購入するのか、親から贈与してもらうのか、貸してもらうのか。実家の土地建物の評価額によっては税金の問題も発生するので税理士などへの相談が必要ですね。また、兄弟姉妹がいるのであれば、相続の兼ね合いも無視できません。これらを事前にすっきりさせて、後々面倒な揉め事が起きないようにしましょう。

リフォームの方法によってもタイプの違いによって費用が大きく異なります。実家に住むイメージと費用をよく検討しながら、住宅リフォームの実績豊富な会社へ相談することをお勧めします。

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